僕のポケットは四次元ポケット

mizuno232005-05-31

今日は、Yやの薦めてくれた劇団キャラメルボックスの舞台を見に行った。
ハーフタイムシアターってことで一時間物を二本やるんだって。
舞台を見るなんて四半世紀生きてきた中で初めての経験。
今まで毛嫌いしてたわけでもなく、ほんとに観る機会が無かっただけ。
群馬の田舎から電車を乗り継いで新宿のシアターアプルへ。
先週も行ってるもんで全く迷わず到着。
ってか時間あまちゃったもんで本屋で本買っちゃったんだけどね。
んな話はどうでもいいんだよ。
ホント舞台良かったよ。
テレビや映画では今まで味わったことない感覚がそこにはあった。
テレビや映画だと、スクリーンを通して間接的にその世界が伝わってくると感じるんだぐらいに舞台だと直接的にその世界観が伝わってきた。
だから、あたかも自分がその場面をほんとに観ているような(実際見てるからね)感覚になる。それで、どんどん引き込まれていく。そんな感じ。
役者さん一人一人の一つ一つの演技が、所狭しと広がってて、ふと違う方を観ていると小さな演技してたりして、それを見逃したりするともったいなかったなぁって気持ちになったりして。
多分お客さん一人一人がこの舞台を見て感じてる世界は違うんだろうな。
舞台には最低限のものしか出てこないから、そこから一人一人どこまでその世界を広げられるか、どんな世界を広げられるかで感じかたがころって変わってしまうと思う。
現実的なものの見方をしてしまっちゃうと面白さは半減してしまうんじゃないかな。


今日やっていた「僕のポケットは星でいっぱい」、「広くてすてきな宇宙じゃないか」もどちらも楽しめた。
感想も、舞台雰囲気も俺の言葉足らずの国語能力じゃ絶対伝わらないぐらい感動したし、面白かった。
特に、「広くてすてきな宇宙じゃないか」はとてもいい席で見られてその迫力がすごかった。見ている席で多分全く違った受け取り方ができるんじゃないかなとも思った。大筋のストーリー的には「僕のポケットは星でいっぱい」の方が感動できるものだろうけど、演劇を見て感動できたのは「広くてすてきな宇宙じゃないか」の方だった。


どちらの作品を見ても、子供の純粋な気持ちを表していたと思う。自分も十何年前までは多分持っていたと思う気持ち。今もあるんだろうけど、どっかで歪んで屈折して純粋ではなくなるんだろうな。
今日の感想も、もっと小さかった頃は想像力豊かな言葉で言えたんだろうな。
今日観てちょっとは想像力は豊かになっただろうかな。

この題名は「僕のポケットは星でいっぱい」だけどポケットには無限の空をつくっておいていろんなものを詰め込みたいとも思った。